菱川社長との会談 特別インタビュー
この程は貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございます。
早いもので菱川社長と初めてお電話で会話させて頂きましてから半年近くが過ぎました。
電話口での私の社長に対するイメージは、気の優しい穏やかな印象で、それでいて自信に満ち溢れた重みを感じました。
私はその時、電話で話すのではなく、一日でも早く社長にお会いして、直接お話しをさせて頂きたいと思い、静岡まで訪ねさせて頂きました。
お会いすると、電話でお話ししたイメージ通りの社長で、気さくに会話する中で、社長の温和な口調から強烈な熱意が伝わってきました。
20年間で培った実績を謙虚にお話しいただく姿勢に、私は信頼できる人間性の証みたいなものを感じることができ、確信を持つことが出来ました。
高木:ゴールドパンチα3000を完成させるまでの歩みをお聞かせ下さい。
菱川:幼い頃から物を作るの事が大好きでした。法政大学に進学して、卒業後はクリーニング事業を手掛ける「白洋舎」に就職して洗剤の研究などに携わりました。それらを退職後は、応用化学の基礎研究を行い、その後「ダイヤリバーカンパニー」の前身となる「菱川紹介」を設立し、洗剤や潤滑油の開発販売を手掛けていました。酵素の開発にも着手し、大手製造会社から実績を認めて頂きました。その後も応用化学の専門家に師事しながら研究開発を続け、昭和59年に「ゴールドパンチα」が完成しました。さらに改良を重ね、昭和60年に「ゴールドパンチα3000」が出来上がりました。
高木:ゴールドパンチα3000の特徴は?
菱川:特殊効果により、長期間酸化・劣化せずにオイルの働きすべてを強化・改質することです。廃油や有毒な排気ガスも減少し、地球環境を守ることに貢献します。ゴールドパンチα3000を使用するとオイル交換の手間と時間と経費を削減することができます。また、燃費の効率化を図り、エンジン音を静かにしたり、真冬でもエンジンスタートが容易になるといった効果もあります。
高木:開発の途中で、一番苦労した点は何ですか。
菱川:10種類程の主要な材料を探しに、アメリカやヨーロッパなどに何度も足を運んだことです。なかなか納得がいく材料が見つからず、何度も断念しようと思いました。
しかし、7年の歳月をかけやっと納得がいく製品ができた時には、本当にうれしかったです。
高木:ゴールドパンチα3000に弱点はありますか?
菱川:「過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉がありますよね。
既存のオイルに「ゴールドパンチα3000」を入れ過ぎると逆に燃費効率が悪くなって、パワーダウンにつながります。車両によって使用する量をきちんと守ってお使い下さい。
高木:ゴールドパンチα3000の開発後の、周囲の反響はどうでしたか?
菱川:開発当時は、環境問題への関心がまだ薄く、あまり手応えのある反応は得られませんでした。しかし、平成9年に京都で開催された「地球温暖化防止京都会議」で「ゴールドパンチα3000」を発表する場を与えられ、その後は大きな反響を得ることができました。私は、その会場で、「ゴールドパンチα3000」をベースにした地球温暖化防止に関する環境技術開発状況について発表しました。この事が、雑誌やテレビ番組で取り上げられ国内だけではなく、海外からも沢山のお問い合わせを頂けるようになりました。
高木:ゴールドパンチα3000は自動車以外にも使えるのでしょうか?
菱川:もちろんです。発電機械をはじめとして、船舶、農業用機械、建設機械、産業用重機械、一般工作機械など、幅広く使用して頂けます。
高木:将来の展望をお聞かせ下さい。
菱川:現在、「ゴールドパンチα3000」は、国内での販売に加え、アメリカ、ヨーロッパ、中国や台湾など多くの国で使用されています。今後は、積極的に活動してさらに多くの国へ広めていきたいと思っています。そして、更なる改良を目指して研究も続けていきたいと思っております。















